陥入爪(巻き爪)
巻き爪とは
巻き爪は主に足の親指の爪が湾曲し、皮膚に食い込んでしまっている状態をさします。痛みがあることもありますが、あまり痛くないこともあります。
巻き爪の原因は?
間違ったサイズの靴
サイズの小さい靴、足先の細い靴による圧迫。サイズの大きい靴のよる指のぶつかりが原因で巻き爪になることがあります。
深爪
深爪してしまうと、切ってしばらくは痛みがなくても、爪が伸びる過程で次第に爪が曲がってさらに皮膚に食い込み痛くなって短く切るという悪循環に陥ります。さらに爪の横の皮膚に細菌が感染し、痛みをきたすこともしばしばあります。そうすると皮膚が腫れるために相対的に爪の食い込みがさらに強まり、治りにくくなってしまいます。
指や爪への負担
指や爪をぶつけ、爪の周りの皮膚に炎症が起きることがあります。
その事がきっかけで皮膚が盛り上がり巻き爪になる可能性があります。
爪水虫(爪白癬)
爪の水虫になりますと爪が厚くなってしまい、それに伴って次第に巻き爪になってしまうことがあります。
このようなケースでは水虫の治療によって巻き爪が改善することもあります。
巻き爪の予防
巻き爪の予防には「靴のサイズ」を適切にすること、指や爪を圧迫させないことが大切です。指先のカーブに沿って切るのではなく、先端を一直線に爪の形が長方形になるようにスクエアカットにすることです。爪の先が1mm~2mm程度残るように、特に爪の先端の角が出るくらいに切りましょう。
巻き爪の治療は
アンカーテープ法
最も簡便な方法はアンカーテープ法といい、巻き込んだ爪の横に伸縮性のあるテープを貼り、爪の横の皮膚を爪から離すように引っ張って固定する方法です。非常に簡便な方法ですが痛みがとれて楽になる方もいらっしゃいます。
ワイヤー法
爪の先端部に爪の湾曲を矯正するワイヤーをはめ込む方法です。先端部に小さい穴を二か所開け、矯正用の特殊な形状記憶ワイヤーを挿入します。痛みをを心配される方もいらっしゃいますが、実際には痛みはほとんどありません。
数週間かけて曲がってしまった爪が平らになっていきます。ある程度爪の形が元に戻ったワイヤーは除去します。
ガーター法
湾曲は強くないものの、深爪などによって爪の横の皮膚の腫れが強い場合にはガーター法といって、爪の下にクッションになるようなプラスチックを挿入する場合もあります。それまであった痛みが劇的に改善する場合もあります。
手術療法
巻き爪の手術療法として2種類あります。巻き込んだ爪を切除し、爪床、爪母をフェノールという薬液を使用し焼却する「フェノール法」です。当院では、「鬼塚法」は術後の痛みが強いため、「フェノール法」での手術療法を行っています。
これらの方法のうち爪の形、深爪の有無などによって適切な方法を選択し、施術します。